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Aoiro*Stone

自己満足な創作物ログサイト。 今のところ、過去に配信したメルマガのバックナンバーのみ。ログの更新は気まぐれ不定期。

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Aoiro*Stone/ルシウス
2012年05月23日 13時08分 発行


【ルシウス*SS】




視線を感じて本から顔を上げれば、少女が食い入るようにこちらを見ていた。


「物欲しそうだな」
「え…?」
「構って欲しいのだろう、こいつのように」


声をかければ、はっと反応する。
どうやら無意識の事だったらしい。
膝に乗せている愛猫をずっとそうしていたように一撫ですると、気持ちよさそうにゴロゴロ鳴り続けている。


「…羨ましいだけ、です」
「猫に嫉妬か」
「違う! …、事も無い…ですけど、」
「ふ…分かりやすいな、お前は」


本を閉じ、猫を抱えて、そっと目元にキスを落としてから床に放してやる。
そうすれば、ゆっくりと歩き出し、姫の足元に匂いを付けるようにすり寄り、にゃあ、と鳴いた。


「ずるい、この子ばっかり…って考える自分が嫌になります…」
「そうか? 私は気にしない。それに――」


自分から離れ、窓辺に飛び乗る猫を見つめていた姫の腕を掴み、可愛い言葉を紡ぐ場所に口付ける。
更に赤く染まる頬を眺めて、呟いた。


「あいつは、いつも側にいないお前の代わりだ。愛撫でないわけがないだろう?」




…* 雑記 *…

連載を終わらせたので、今日から自由に書いていきます。

マルフォイ家は父も息子も猫を可愛がる癖があるといい。
愛撫でる、って変換できなかったのですが、間違ってる…?

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