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Aoiro*Stone

自己満足な創作物ログサイト。 今のところ、過去に配信したメルマガのバックナンバーのみ。ログの更新は気まぐれ不定期。

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Aoiro*Stone/親世代
2012年03月31日 16時26分 発行


【親世代*SS】




今日は待ちに待ったホグワーツ入学式。
プラットホームに入ると、ぞろぞろと僕の横を歩く大人達が、通り過ぎる人達から見られている事に気付く。
しかし本人達は慣れた様子で全く気にしていない。


持ってくれていた荷物を僕に渡しながら、一番背の高い男が、寂しそうに僕を抱き寄せる。


「いよいよ、ハリーも入学か…ハリー、手紙書けよな」
「シリウス…分かってるよ」


何度も何度も言われた言葉に苦笑する。
シリウスは両親よりも僕との別れを悲しんでくれる。
両親は逆に嬉しそうに送り出してくれたというのに。

そんなシリウスを躊躇いなく引き剥がしたのは僕とそっくりな顔と髪の毛をした人。


「邪魔だよ、シリウス。さあ、ハリー。そろそろお別れだ」
「ホグワーツはいい学校よ。たくさん話してきたでしょう?」
「うん。父さん、母さん。行ってくるよ」
「ハリー、身体に気を付けて」


押し退けられたシリウスを皆で無視し、最後の1人、穏やかに笑う彼は母さんの隣で同じように声をかけてきたので、僕は腕を引っ張った。


「リーマス…僕と一緒に行くんでしょ?」
「いや、つい。ちょっと私も送る立場になりたくなって」
「羨ましいぜ、リーマス…」


リーマスは僕と共に教師としてホグワーツに行く事になった。
とても心強い。
シリウスも教師になる事を考え始めているみたいだけど、たぶん学校側が許さない気がする。
それでも、知っているおじさんが学校にいてくれたらとても嬉しいけれど。


最後にシリウスと父さんが、真剣な顔をして、母さんに聞こえないようにこそっと言ってきた。


「くれぐれもセブルス・スネイプには気を付けろよ」
「何かされたら僕に報告する事。いいね?」
「う、うん」
「リーマスも、ハリーをよろしくな。1人で無理そうなら俺を呼べ!」
「シリウス、私も彼ももう大人だから大丈夫だよ」
「いやいやリーマス、ほらシリウスを見てごらん。彼はまだ子供だ。という事は、セブルスも成長していないはずだよ」
「ジェームズ! 聞こえてるわよ」
「ジェームズ、俺にも聞こえてるぞ!」


最後の最後まで皆で笑い合って、しばしのお別れ。
皆と抱き合ってから、さて、と僕はようやくリーマスと共に汽車に乗り込む。
これからはますます色んな人に指差される事を覚悟して。


“あのヴォルデモート卿を倒した男の息子”
と。




…* 雑記 *…

皆が生きていたら、どんな物語になっていたのか。
続き書いてみたい。

初ハリー語りだけど、メインは親世代(笑)

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