Aoiro*Stone
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Aoiro*Stone/ドラコ
2012年06月23日 09時43分 発行
2012年06月23日 09時43分 発行
【ドラコ*SS*前回の続き】
とある朝、いつものように出勤すると、先に来ているはずの姫が遅れてやってきた。
少しだるそうで、心配して駆け寄れば、左手の薬指の指輪に目がいく。
普段しているところを見た事が無いため、明らかにそれは目立った。
俺の視線に気付いた彼女は、恥ずかしそうに笑い、「ドラコと結婚するの」と教えてくれた。
――そんなわけで、先週会ったばかりのドラコに俺は早急に連絡を取り、再び飲みに誘ったのが姫の衝撃すぎる発言から二日後。
会うとドラコはいたって普通に平然としていた。
むしろこの間飲んだばかりだと言うのに、問答無用で今回も来させられ、若干鬱陶しそうだ。
「――姫から聞いた。結婚するって!」
「するというか、もうした」
「はあ!?」
「煩い…」
あまりにふざけた返事が返ってきたため説明を要求すれば、姫と三日前に連絡を取って会い、告白し、プロポーズをして指輪を贈ったとの事。
「…で、そのまま結婚したわけだ?」
「ああ」
「早いっつーの! 付き合った期間は!?」
「無いな。いや、違う…一日?」
「告白した翌日に籍入れたって事じゃねえか!」
「そうなる。さすがに当日は無理だった」
「だろうな!」
淡々と普通ならありえない出来事を当たり前のように喋るドラコに、俺は突っ込みするしかなかった。
ホグワーツではわりと長く一緒にいたけれど、意外に常識人なドラコに突っ込むなんて今日が初めてだ。
自分が結婚しているからまだマシだが、独身だった場合、ドラコの発言は敵でしかない。
「……こうなったら勝負だな。付き合った期間は俺の方が断然長いから勝ちな。結婚したのも早いから俺の勝ち。じゃあ次はどっちが先に妊娠させるか勝負だ!」
「勝負って…いきなり何だ?」
「普通の人が頑張って色んな事を乗り越えてゲットする幸せを楽々と手に入れやがったドラコに、俺の意見に対して何か不満が?」
「…ぁあ、そういう事か」
ようやく分かってくれたらしい、自分がどれほどの罪を犯したのか(本当の罪ではないけど)。
「しかし、その勝負、俺が不利じゃないか?」
「まだ姫とそんな関係じゃないって?」
「いやそれは当日に」
「だからあの日、体調悪そうだったのか!」
どんだけ常識外れな事をすれば気が済むのか。
告白をだらだらと何年もできずにいた姫に対して、その反動か、手が早すぎる。
…あ、いや、俺も……そういえば、早かった気がしないでもない。
「いや、お前の場合、もう妊娠している可能性があるだろう?」
「無い無い。ちゃんと避妊してる。そろそろ作ろうかって話にはなってるけど」
「避妊、してるのか」
「何…? もしかしてしてないのか…?」
「結婚するし、姫も子供は早く産みたいと言ってたからな」
「むしろ俺の方が不利じゃねーか!」
「まだ分からないぞ」
このパターンはきっともうできちゃっている感じだ。
平然と言うドラコに、少し殺意を覚えた。
…* 雑記 *…
↑昨日の続き
まさかの悪友(突発オリキャラ)目線です…名前は特に決めてません。
ただたんに『ドラコっては意外に一途さん!』を書こうと思っただけなのに、ここまで会話を書く事になるとは…楽しいです(笑)
子供産まれた編を書くか迷い中です。
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プロフィール
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九獣へび
性別:
女性

